問題解決アプローチ023

講師:蒔苗昌彦

ブレーンストーミングを活用しよう!

仲間と協力して様々なアイデアを出す連想法、ブレーンストーミング。略してブレストは、皆さんが学生の頃にトレーニングを受けた経験があることと思います。ブレストは、問題解決の対策のアイデア出しの段階で有用です。また、アイデアを出す場面でなくとも、「原因」や「悪影響」を漏れなく掴むための過程の第一歩として様々な仮説を立ててみる際にも、有用です。ついては、ブレストを上手く行うためのコツを確認しましょう。

・アイデアが思い浮かんだらそのまますぐ口に出す。
・他者が出したアイデアを批判しない。
・たとえ奇想天外に思えても批判しない。
・他者が出したアイデアと重複する部分があっても構わないので、少しでも異なるアイデアが浮かんだら口に出す。
・他者のアイデアの言い換えでも構わない。
・他者が萎縮してしまうような態度や表情は一切しない。
・長時間かけてダラダラと行わない。
・なかなかアイデアが出ない場合には、日を改めて行う。
・終了した後、その場ですぐ精査を開始しない。後日行う余裕がない場合には、少なくとも10分程度の休憩を挟み、メンバー全員の頭を切り替えた後に精査を開始する。

なお、ブレストを行う際には、あらかじめ書記役を決めておき、次々と出されたアイデアをエクセルの行に箇条書き式に記入し、プロジェクターで投影して参加者全員が観ることができる状態にしておきます。


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